2017年09月29日

日本のダンサーは積極性に欠ける、という話

本日も昨日に続き、石田種生さんの『随想』で「なるほど」と思った話を。
今回は舞台上での日本のダンサーと西洋のダンサーの違い。

白鳥の湖やくるみわり人形などで、パーティシーンが出てきます。
大人たちが集まって、飲み物片手に談笑したりする。
このとき日本のダンサーたちは、せいぜい隣りの人と会話をする程度。
楽しいパーティなのに、ぜんぜん楽しそうでない。
西洋のダンサーについては書かれていませんでしたが
もっと楽しそうに、いろんな人と話したりしている
ということなんでしょうね。
今度見る機会があったら、注意してみたいと思います。

ちなみに、これは日本人の引っ込み思案な性格から来ているとか。
外国のバレエ団を招いたときの歓迎レセプションでも
日本人は外国のダンサーたちと話をすることなく
日本人同士で固まって、おとなしくしているそうです。

これは振付師との関係でも言えるようで
振付師がソリストに何か振りつけたとき
西洋のダンサーは、自分の踊りを見てくれといわんばかりに
振つけたステップの倍ぐらいの大きさで踊る。
それを見て振付師も、「そんなに踊れるなら、もっとこうしよう」
などと新しいアイデアが浮かぶ。
これが日本人の場合、振付師が言うとおり、寸分たがわず踊るのが
いいダンサーとされる。
これはダンサーだけでなく、振付師もそういうダンサーをよしとする
傾向があるようです。
バレエは開放的なものなのに、積極的を認められない。
内にこもって萎縮してしまう。
こういうところにも不満があるようです。

日本人として考えさせられる話でした。



posted by コロコロ at 18:45 | Comment(0) | 書籍、マンガ、動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月26日

「バレエに食われる日本人」

東京シティバレエの創設者の一人、石田種生さんの
『随想』という本を読みました。
この記事のタイトル「バレエに食われる日本人」は、
そのサブタイトル。
石田種生さんは1929年生まれで、2012年に亡くなりました。
私の通っているバレエ教室の先生は、
石田さんにお世話になったことがあるそうで、
その関係で東京シティバレエの方の指導を受けるという
恩恵を私も受けたことが。

もっとも私は失礼ながら、石田種生というダンサーの名前を
まったく聞いたことがなかった。
のでネットで調べたところ、『随想』という本を出していることを知り
読んでみました。
   こんな本↓
   

島根県出身で、医者を目指して東京に上京するも不合格。
仕方なく慶應大学に入ったところ、縁あってバレエを始める。
やがて松山バレエ団で、松山樹子さんの相手役を務め、
一方でバレエの台本を書いたり、振り付けをしたりしていたそうです。
さらに文化庁派遣在外芸術研究員として、世界のバレエ団で学んだり。
そうして世界を回る中で、日本人とバレエの関係についていろいろ思うようになり、
西洋ばかり向いた日本のバレエに疑問を持つ。
以後、日本の風土に適ったバレエを追及すべく、創作活動に励む。
そんな経歴の方のようです。
そうした中からサブタイトルの「バレエに食われる日本人」
という言葉も出てきたのでしょう。

それにまつわる一つ印象的なエピソードがあったので、以下に一つ。
モスクワ音楽劇場で研修生として行ったときのこと。
日本人として初めての研修生ということで、興味を持った団員から
「日本の踊りを踊ってみせてくれ」
と頼まれたそうです。
このとき石田さんは、自分はバレエダンサーだから日本舞踊は踊れない
と答えた。
その場にいたみんなは、日本人で舞踊家なのに、日本の踊りが踊れない、
ということが不思議で仕方無かったらしい。
そして、その場にいた一人がロシア民謡を歌いだすや、
みんなも一緒に歌いだし、歌に合わせて踊りだした。
ほかの人たちも自分の故郷の歌を歌いながら踊りだし、
その場は一転、とても楽しい民族舞踊の場となったそうです。

これ以降、石田さんは日本の民族舞踊に興味を持つようになったそうです。
確かに日本人って、日本の踊りが踊れませんよね。
日本舞踊はもちろん、民謡だって、せいぜい炭坑節ぐらい?
阿波踊りとか。
でもバレエダンサーが、外国人の前で
「これが日本の踊りです!」と
炭坑節や阿波踊りを踊ってみせられるかというと、
かなり微妙。
まあ私の場合、バレエだって
人前で見せられた話ではありませんが……。
まだ民謡とか小学校歌唱のほうが、人前で披露できそうな。
日本人にとって日本の踊りって、何なんでしょうね……。

そんなことを考えさせられました。



posted by コロコロ at 19:00 | Comment(0) | 書籍、マンガ、動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

肩甲骨を動かす動画^^

昨日、腕を上げると肩甲骨が動く人体骨格模型の動画の話をしましたが
もう一つ、別のサイトで体幹部が動く骨格模型を紹介している動画を発見しました。

こちらは腕を動かした結果ではなく、人の手で肩甲骨をグニャグニャ動かしている。
肩甲骨があちこちに動くさまが気持ちいい(?)です。
見ているこちらの肩甲骨まで稼働域が広かりそう。

ほかにも肋骨や骨盤もグニャグニャ動くので
これまたイメージトレーニングに役立ちそうな気がします。

こちらがそのサイト
http://www.ninja-anatomy.jp/

posted by コロコロ at 19:00 | Comment(0) | 書籍、マンガ、動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月13日

阿川対談に吉田都さん

何気なく買った今週(2017年1月19日号)の『週刊文春』。
阿川佐和子さんの対談のお相手は、なんと吉田都さんでした。
昨年11月に『バレリーナ 踊り続ける理由』という本を出されたようで
その宣伝もかねているのでしょうか。
    バレリーナ 踊り続ける理由

対談でいちばん「ほおっ!」と思ったのは、身体の老化の話。
すでに30歳をすぎた頃から衰えを感じていたとか。
35歳でさらにガタッと。
そして、それまではすべてのジュンプを高く跳んでいたのを
ここが肝心というところだけ高く跳ぶ。
じつは、そのほうが強弱がついて、観るほうも面白いとか。
何となく勇気づけられる言葉です。
今度の発表会のヴァリエーションでも参考にします!

もう一つは、吉田さんの体、あまりバレエ向きではないとか。
だから5番ポジションに入れるのが、けっこう大変。
2日休むと股関節が開かなくなる。
これがヨーロッパ人だと、一カ月ぐらい休んでも問題ないらしい。
私も絶対!股関節がバレエ向きではないと思うので
やはりたゆまぬ努力が必要ということですね。
5番ポジションぐらいは、毎日必ず練習したいところです。

そして、ある調査によると、日本のバレエ人口
40万人だとか。
バレエ教室が5000近くある。
多いんだから少ないんだか不明ですが
大人も含めての数字ですよね??
で、たぶん大人のほうが数多いですよね(笑)。
子供は大人になるけど、大人はず〜っと続くから。

だからどうというわけでもありませんが
とりあえず感想もどきを書いてみました。




posted by コロコロ at 18:05 | Comment(0) | 書籍、マンガ、動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月17日

「真剣」はいいけど、「深刻」にはならない!

世界のバレエ団の最高峰
マリンスキーかボリショイのダンスールノーブルを目指す
男の子の物語『ダンス・ダンス・ダンスール』の最新刊が出ました。
    ダンス・ダンス・ダンスール 4

主人公・潤平が通うサマースクールで出会った小学6年生の女の子。
選抜クラスでトップの実力を持ちながら
表情が固い、怖い。
で、先生からいつも言われているそうです。
「バレエは真剣に踊るのはいいけど、
 深刻にはならないで」。
うまい!
そして、いつも笑顔でいるよう注意されているみたいです。
私の場合、「深刻」にはなってない気がしますが
笑顔はできない。
「真剣」で「笑顔」は、けっこう難しいですよね。

とりあえず、以前も書いたように
口をギュッと結ばない。
半開きにして顔の筋肉を緩める、
ということは意識するようにしています。



posted by コロコロ at 20:13 | Comment(0) | 書籍、マンガ、動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
スポンサーリンク